オーストラリアの職業訓練学校NMIT(Northern Melbourne Institute of TAFE)でのキャンパスライフ

さて、エージェントで紹介されたTAFEというオーストラリアの専門学校。
中でも、私の選んだ【NMIT】は福祉をはじめ、デザインや美容、ITなど様々な分野を学べる大型のTAFEでした。

出国前に東京で受けた語学テストにより実際にTAFEにて介護を学ぶ前に、15週間は併設の英語コースを受講しないといけないと判断されていたため、
まず語学学校に通いました。
語学学校を卒業後、1か月のバケーションを挟んで、10週間のAged Careコースを受講しました。

今回はTAFEってどんなところなのか、お伝えしたいと思います♪

もちろん入学式というかオリエンテーションのようなものから始まります。
が、、ただでさえ方向音痴の私に現地で借りたおもちゃ並みの携帯(通話・メールのみ)では行きつくのも一苦労。
電車の乗り方はなんとかマスターしてましたが、トラム(路面電車)バスの乗り方(バスは駅に近づいたら上の方で垂れてる紐を引っ張るスタイルもあり。超難易度高し)駅からの道。訳が分かりません(;・∀・)

人に聞きまくって何とかぎりぎり着きました。事前に下見しておくことをお勧めします!!!
ふつうするのかな?

着くとすぐ、英語の筆記テストと英語の面接(どこから来たの?何が好き?オーストラリア今まで来たことある?レベルの簡単なテストでしたよ)
を受けて自分のクラスが決まります。
私は入学時≪Intermediate≫で始まり、卒業時には≪Upper Intermediate≫とレベルを少し上げてました!

そもそも他民族国家のオーストラリアのクラスメイトは、インド人、中国人、韓国人、タイ人、パキスタン人など本当に様々。
15名程度のクラスの中で2名が日本人でした。


やはりアジア系が多いですね。

英語は苦手ではないけど学校で習っただけというレベルだった筆者。
ホストファミリーの英語も聞き取れない中、第2言語同士の英会話は大変でした。
文法ぐちゃぐちゃでも自身満々に話しまくるインド人、English Onlyなのに中国語を大声で話す中国人、の中で、日本人の私は意見がない。語学力以前の問題。

オーストラリアでは、語学でも後の介護の授業でも、とにかく生徒に意見を求めます。ディベートもしますし、前で自分の考えをスピーチすることも多い。
能動的に授業を受けたことのなかった私は意見を聞かれても答えられないことが多かった。。

日本語でも答えられない質問を英語で答えることはできません。
悔しくて、授業後に図書館で復習する日々。

では、なぜUpeerにいけたか?それは、

  • 恥を捨てる!いろんな人とたくさん英語で話す!
    ことでした。

お酒が大好きな筆者。お酒を飲むと恥もなくなるし、英語が分かろうがわからなかろうがとりあえずHappyな気分を維持できることを発見した後は、パーティー、パブクルー三昧で放課後を過ごしました。
本当に予定のない日はないくらいに。

するとどうでしょう。1か月半くらい経過したころに
「なんか言っていることが分かる!」
っていう感覚を覚えました。これは感覚としてわかる程。
聞き取れるようになったら話すこともだんだんとできるようになりました!

ただ、最後まで何言ってるのか分からない人もこともたくさんありましたよ^^
いいんです!お酒を一緒に飲んで笑ってれば(´◉◞౪◟◉)

、、余談になりましたね。
遠足などもあり、友達もでき英語コースを卒業。Aged Careコースが始まります。
他のクラスメートも2年の福祉コースやシェフコースなど様々な学科へと別れていきました。
でもキャンパス一緒だから食堂などでよく再会できましたよ!

  • Aged Care Course

とうとう、TAFEの本科≪Aged Care Course≫へ
生徒のほとんどがオージーでした。半数が30代以下で残りの半分が40代から50代の方々。
日本の介護士のスクールも主婦の方など多いですよね。ただ、男性が多いのも印象的でした。

授業ではやはり認知症や高齢者の体の変化など学ぶのですが、オーストラリアならではなのが、
働く人たちのカルチャーの違いや法律でも決められている労働者を守る働き方などの講義があったこと。
他民族国家なので、実際に実習で働いた際もインド人、スロバキア人、アフリカ人など様々な国そして文化の人がオーストラリア人の生活を支えてました。日本もビザの緩和で外国人ヘルパーが増えてきますので、資格を取る際はこの授業も必要になると思います。

No Lift !!
実はこの言葉の発祥の地=オーストラリアでは「ノーリフト」の考えが徹底されてて、

「介護者が安全に仕事をするための福祉用具は使いましょうね。」

っていう感覚ではなく、
「使って自分を守らなくてはいけない!」
というかなり強い労働者の義務的な感覚があります。

学校にももちろん介護リフトをはじめ様々な機器がありますし、実習中も普通に1ユニットに1台介護リフトがあって、移乗の際は
2人体制でリフトもバンバン使ってました!
(ま、日本人とは骨格がまず違うので、アジア人にはとてもじゃないけど2人もってしても持ち上げるの無理!ってご入居者たっくさんいます)

そして後半2週間が実習です。
1日8時間で合計154時間と決まっていて、学校が生徒の家の近くで実習先を探してくれます。
私の場合帰国日までに終わらないから、1日9時間の日も入れてスケジュールを組みました。朝7時~16時まで。なかなかのハードな日々。
たったこの2週間で7Kg太ることとなるのでした。笑

ちなみにこの座学までで【Food Management】と【First Aid】の終了証がもらえます。資格ほどではないでしょうが、なんだか嬉しい。

ですが、【Certificate Ⅲ Aged Care】“日本の介護士の資格”を取るべく実習へむかうのです!!!

実習に関してはまた記事を書きますが、TAFEは専門学校ですので、
それぞれの教科に対しての何かしらの興味や資格や技術を学んで働きたい!
という思いの共通する仲間と出会える、また実習先などでそのまま就職する機会も多いようで、
他のコースの友達も含め卒業後もスムーズに職についてる子が多かったです^^

*** 就職に強い!TAFE!といった感じでしょうか?
ただ語学を学ぶ留学より、英語を使って”何か”が学べるお得なところだと私は思います。

次回は実習について書いていきます!

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