ご無沙汰してますが、私、デンマークの学校を1タームで切り上げた後はスウェーデンのLurea(かなり北)に2週間、ドイツのBerlin2週間、Brackenheimに1ヶ月、と旅を続けております。
この2ヶ月間で国間の移動以外の支出した額…15000円!
日本で働いてた時なら飲み会5回、だいたい1〜2週間で使ってたな。
食べ過ぎてるのではという位食べて呑んでますし、遊んでます。クリスマスもお正月も旅先で過ごしました。
なぜ可能なのか?
それが今回紹介するWorkaway(ワーカウェイ)なのです✨
<概要>
概ね週5日、1日4〜5時間のボランティアワークの対価として、宿泊場所と3食を無料でgetできる仕組み。
ワーカウェイは世界128ヶ国3600以上の助けを必要としているホストと働きながら旅をしたりスキルを身につけたり、滞在したいと思っているボランティアを繋げるプラットフォームです。
もちろん日本にもたくさんホストはいますし、ボランティアの種類もベビーシッターから、ファーム、NGOプロジェクトまで様々です!!
このサイト、見てるだけでも旅が好きな方なら面白いですし、無料。もし応募したい!と思ったら、応募する(メッセージを送る)時点から料金が発生します。といっても年間36€、カップルで48€なので普通のホテル1泊代より安いんですね!!
今回は、このワーカウェイの
- 応募方法
- ステイの感想
- 注意事項
- まとめ
をお伝えします(๑˙ㅂ˙)و
⒈応募方法
検索軸はたくさんあります。滞在したい期間、国・都市、キーワード、経験したい仕事の種類などである程度絞り込みます。
まずは、よーく妄想しながらそれぞれのホストの詳細を読みましょう。きっとニヤニヤしてるはずです!
受け入れ可能期間も再度確認して、赤く表示されてなければ応募可能です。コンタクト(接触)ボタンを押して申請メッセージを送ります。ただし、当然のこと自身の紹介文等の情報をきちんと埋めてから送りましょう。他のボランティアのアカウントも見られますので参考にしながら英語で作成します。受け入れるホストの気持ちになってみたら、どんな人と働きたいか分かるはず!
また、返信率や最終ログイン日なんかをチェックしてもわかると思いますが100%返信がきて、さらに受け入れてくれる訳ではないので、興味があって行きたいエリア内なのであれば3ホスト程度メッセージを送ることをオススメしますよ☝
⒉ステイの感想
実際にスウェーデン、ドイツ2都市ワーカウェイ滞在を計3ヶ月してみての感想です。
1.Sweden Lulea
<プロジェクト>廃校を改装して芸術家とビジネスマンと世界中のボランティアが交流しながら長期滞在できるホテルに改築する
どうせならオーロラが見てみたい!ということで選んだ1つ目のホスト。
キーワードに、興味のある<ファーミング>や<パーマカルチャー>にはチェックをいれず、<オーロラ>と入れてヒットしたホストだけあってご覧の通りアナ雪、-30℃の世界です!結果2週間滞在してオーロラ無事見れました|´-`)チラッ
が、ただここではちょっとしたトラブルがありましたね。基本的にはベビーシッターを避けてるので家族のお家に居候のようなボランティアスタイルではなく、4人以上の世界中からのボランティアと暮らしてます。その中でもこのホストはボランティアが15人もいる大型でした。そうなるといろいろなルールや仕事の割り振りが必要となるのですが、なんとホストの夫婦は車で30分の距離に住んでいて週に1〜2回訪れてご飯(ボランティアが2時間ほどかけて20人分程作ったの)を食べて、少しお小言を言って帰るだけ。プロジェクトもかなり初期だったので仕方が無いのかもしれたせんが、ホストのして欲しいこととボランティアが理解してしていることが食い違ってるようで無法地帯でした。
また、Workawayのファームステイ限定版サイト=WWOOF(World Wide Opportunities on Organic Farms)にもホストとして掲載していたにも関わらず畑1つもないっていうこともあり不満の多いボランティアも多かったです。
なんだかんだ言いながら、メキシコ、スロバキア、フランス、ドイツといろんな国から集まった仲間とクリスマス、ニューイヤー、ちゃっかり誕生日も祝ってもらいつつ過ごせたことは大いにプラスです(*’∀’人)♥
2.Germany Berlin
<プロジェクト>旧石炭発電所をクリーンエネルギーパワーステーション&アートインレジデンス(芸術家の働くワークショップや家も完備)へと改築する
自分で家を建ててみたいという野望から、またもや改築系のホストを探したためプロジェクト内容が似ております(笑)
が、ボランティア人も私を含めて4人、アーティストのホストもバリバリ働きますし、少しピリッとした雰囲気!
ここでも基本的には掃除をしましたが(鼻くそが真っ黒になる系の本気の掃除ね!!) レンガの壁に穴を掘ったり重機を運んだりと日々変わる肉体労働のオンパレードでした。
この辺りから自分のしたい事は、ファームよりなのではないかと気づき、次のステイ先を探し、2週間後には、
3.Germany Heilbronn
<プロジェクト>CSA(Community Supported Agriculture)を運営するオーガニックファームで種付け〜収穫、ソーラードライヤー・鶏ハウスの建築、アルパカを含む家畜の世話
なんといってもここのCSAの売りはアルパカ!ただ、私の癒しは鴨🦆♡
CSAの仕組みはとっても面白いのでまた書くと思いますが、メンバーが160人いる中型のファームでした。
仕事はというと、想像していたほど早朝ではなく8:30〜12:00 15:00〜17:30 といった他のホスト先と変わらないスタイルです。8〜13人のボランティアが3階建てのボランティアハウスに住んでましたが、ファーム始めて4年目ということもあり、ハウスルール、ゴミ出しからランチの担当ペア等の役割、もちろん毎日の仕事のスケジュールまで明確で、日本人として働きやすい環境でした。
ボランティアもワーカー(社員)も自国で農業を学んでいたり、別のファームステイで経験を積んでいたり、いろんな知識とスキルを教えてくれる人ばかりで本当に楽しい時間でした。
⒊注意事項
︎︎︎︎︎︎☑︎きちんとホストの詳細を読んでからメッセージを送る。たくさん応募があるホストは適当にコピべしてると分かると返信をくれなかったりします。
︎︎︎︎︎︎☑︎どんな仕事をして欲しいか、質問して納得してのぞむ。受け入れが決まって実際に働き出すまでに、ホスト先までの行き方等メッセージのやり取りがあります。やはり仕事内容は大事です。この期間にたくさん質問をすることは後のステイの質を左右します!ここで違うと思ったら辞められますしね。
︎︎︎︎︎︎☑︎料理できた方がいい。これは切実に。どのホスト先も当番制であれ何であれ、仕事内容に書かれてなくても料理することになります!もはや、そうなの!そしてほぼ80%の確率でSUSHIしか知らないけど、日本食への期待値は高いです(笑)とはいえ、野菜や調味料は欧風の限られた食材しかなかったりするので、何か鉄板料理を練習しておくといいかもです!ちなみに特に喜ばれたのは、餃子・手巻き寿司・コロッケ・卵焼き(地味に)でした(^^)/
︎︎︎︎︎︎☑︎英語話すよ。どの国のホストに申請しても、日本のホストに申請したとしても、ボランティアは世界中から集まるので、あなたは英語を話すことになります。話せないとできないことは無いと思いますが、出来た方が仕事も理解できるし、おしゃべりも楽しめます!
⒋まとめ
節約旅行の1手段のような書き出しになりましたが、ワーカウェイを利用した旅行は、ただの旅行より深く人と繋がれますし、いろんな知識と技術も身につけられる、一石三鳥もしくはそれ以上の方法です。
残念ながら日本には文化として根づいていないギャップイヤー(高校や大学を卒業してすぐ次のステージに行くのではなく、1〜2年海外を旅したり自由に過ごして自分のしたい事を探す期間)の最中に多くのヨーロッパの若者が利用してます。いろんな場所、仕事を経験して自分の興味を探れますし、いろんな価値観の人に触れて刺激をもらえます。
私もどこへ行っても最年長の年齢ですが、ここへ来て初めて自分の本当にしたかった事がわかりました。日本にも年齢を問わず、是非に!広く普及して欲しい仕組みです!!
あなたも1歩踏み出してみてください٩(ˊᗜˋ*)و